一般企業に新規採用されると，オリエンテーション期間や研修期間で勉強する機会がありますが，先生はすぐに教壇に立ち，授業をします。担任を持つ先生もいます。初めてだろうが，ベテランだろうが，子どもたちにとっては先生です。４月から勤務が始まる前に準備できることはしておきましょう！
４月までの流れ
勤務先の決定
３月の中旬になると先生方は内示といって、どこの学校へ異動するかがわかります。初めて先生になる人たちもそろそろ、教育委員会から連絡がくるはずです。
勤務校が決まったら，一度下見をしに行くと良いでしょう。自宅からの所要時間，交通手段などが分かります。自宅から通えない場合はアパートを借りるために早めに不動産屋に行きましょう。３月は不動産屋さんが一番忙しい時です。人気の場所はすぐに埋まってしまう可能性もあります。引越し業者に引越しの手伝いを依頼する場合も同様です。
顔合わせ
３月の下旬には「顔合わせ」ということで、学校に呼ばれ、簡単な面接をします。そこで、校長先生は新しく来られる先生方の表情や雰囲気をみて、担任にするべきか、どの部活をもってもらおうか、校務分掌(校内での役割)を何にしようかと決めます。
顔合わせのとき、校長先生によい第一印象を与えましょう。
大事なのはハキハキとした挨拶と、笑顔だと思います。
私が校長先生に聞かれたこと 「担任はやってみたいか？」
初任が3人いて、一人ひとり聞かれました。
元気な声で「はい。ぜひやらせていただきたいです！」と答え、4月1日の職員会議資料を見たら、担任の欄に自分の名前が記載されていました。他の二人は副担任でした。
顔合わせのときに、手土産として何か持参するとよいでしょう。校長先生にではなく、学校で働かれている全職員にこれからよろしくお願いしますという気持ちを込めて渡せるとよいです。渡すのは、校長先生でもよいですが、事務室の主事さんに渡すとよいです。事前に赴任する学校の規模を調べ、職員数はどれくらいかを予想して煎餅などを買うといいでしょう。１人一枚渡るくらいの数でよいです。高いものでなくて、あくまでも気持ちです。
もし、「顔合わせ」の時に持っていけなければ仕事始めの４月１日に持っていけるとよいです。
筆記用具の準備
実は筆記用具は事務室にいくとボールペンや消しゴム、修正テープなどが事務用品としてもらえます。ただ、最初はもらいづらいです。なので、ある程度の筆記用具は準備しておきましょう。あると便利なものは、蛍光ペンと付箋です。４月１日から着任式や始業式までは職員会議詰めです。覚えることが一杯でたくさんの職員会議資料が配付されます。大事なところをマークできるように蛍光ペンや付箋がオススメです。その他、あったら良いものを下記にまとめてあります。目次の“準備“を見てください。
服装・髪型など
男性は白ネクタイ(入学式で使います)、黒ネクタイ(不幸があった時に必要)、リクルートスーツで大丈夫ですが、入学式や卒業式などの華やかな行事の時には礼服があったほうがよいです。
女性も、リクルートスーツで大丈夫です。よく言われるのが髪型や髪の色です。これから、先生として指導する場に立つのにふさわしい髪型を求められます。基本的に染髪、パーマはＮＧです。なぜなら、生徒に認めていないからです。生徒たちは先生の姿をよく見ています。先生によって態度を変える生徒もいます。生徒に「なんで先生は染めていいんですか？」と聞かれたら返すのに困りませんか？ベテランの先生になってくると、口でねじ伏せることができると思いますが。苦笑
4月になったら
4月1日になったら、慌ただしい生活がスタートです。周りの先生方も忙しく動いているため、自分から先輩の先生に聞かないと仕事をもらえません。
「何かお手伝いできる仕事はありますか？」
配属された学年の先生に聞きましょう。黙っていては何も教えてもらえません。
準備する道具
担任・教科で使う文房具など
スタンプ（よくできました！）
ノートチェックの時に押すスタンプです。あって損はありません。ドラえもんやジブリ、歴史上の人物のものなどたくさんの種類があります。ほぼ毎日使うと言っても過言ではありません。
ごほうびシール
シールについては毎日貼ると金銭的にもキツイですが、ここぞ！という時には貼ると子どもたちが大喜びしてくれます。シールについては消耗品なので、領収書やレシートを取っておけば、後で学級費として認められると思います。
スクールタイマー
マグネット付きなので、黒板に貼ることができます。画面が大きく、机に座っている子どもたちにもよく見えます。カウントダウンで5分にセットして班会議をするといった用途で使うことができます。1クラスに1台あると便利です。学級だけでなく、各教科の授業で活用できます。
プロっキー
各班に1セットあると便利です。学級掲示物を作成するときに役立ちます。マッキーだと裏うつりをして机などにインクがついてしまいがちですが、プロっキーはそんなことがなくとても重宝しています。カラーバリエーションも豊かです。
まとめ
いかがだったでしょうか。気持ちの準備が1番大切です。服装の乱れは心の乱れとも言われます。第一印象がとても大切になってきますので，意識してはいかがでしょうか。また、学級担任や教科担任として必要なものもありますので、早めに準備してはいかがでしょうか。
